組織概要

ご挨拶

私共一般社団法人送電線建設協力会は、1970年に発足した送電線協力会を前身として、2017年に一般社団法人化となり、現在に至っております。
当会発足以来会員各社は、全国各地の送電線路建設工事という誇り高き仕事を通じて電力の安定供給に寄与し日本の高度成長の礎を担ってまいりました。
その反面、痛ましくも就労中殉職された数多くの先輩同僚がいたことも事実です。その大切な御霊を未来永劫絶やすことなく護持する事が、我々の大事な使命の一つです。1973年に電工発祥の地である静岡市清水区村松にある山岡鉄舟ゆかりの寺・鉄舟寺に、全国送電線路工事殉職者慰霊碑が、送電線建設技術研究会様、10電力会社様、元請各社様及び我々送電線建設協力会会員各社の賛同を得て建立されました。慰霊碑に納められた数多くの御霊に対し、毎月、香を焚き、供花、清掃させていただき、慰霊碑を護持してまいりました。そして毎年11月8日には、送電線建設技術研究会様の主催によりと合祀慰霊式を執り行い、殉職された方々の御霊の慰霊に努めさせていただいております。

　当会の事業展開として、会員各社のイノベーションを起こす為の一助となる様に、最新の情報提供をさせていただく事です。具体的には、働き方改革に向けた労働環境改善として、全国一斉休日を皮切りに更なる休日の確保や適正工期や経済人員投入工程の依頼など業務の効率化を提言する事。法令に寄り添った雇用契約を実現する為、各種研修会の開催やセミナーを企画実施。経営者トップセミナーや事業承継コンサルティングの計画実施。安定化経営のお手伝いとして、各種補助金等の紹介及び仲介。ラインマンの働き甲斐の醸成の為、全国統一の技能認定を当協力会独自にて実施します。
現場で従事するラインマンを取り巻く環境として近年の電力自由化の流れにより、送電線工事は、全国的に低成長期に入り、既存設備のリニューアルやリプレイスと言った経年変化に対応する工事が中心となり、念願の平準化は遠のいてしまいました。それから、近年の異常気象により、勢力を拡大したまま上陸し強風や洪水等の自然災害をもたらす巨大台風や地震等の災害復旧現場に駆けつけ、如何なる苦労も乗り越え昼夜を問わず、電力設備の速やかな復旧する事が、ラインマンの使命です。非常時に安全に短時間で復旧させるには、経験豊かで優秀なラインマンは、必要不可欠な存在なのです。
また、現在のコロナ禍にあって産業界が疲弊する中、ソーシャルワーキングとして日夜その期待に応へ、現場の最前線で活躍する送電ラインマンを守る事は、当協力会の使命であり、役員一同一致団結して取り組む所存で御座います。

送電線建設協力会の８代目会長として、協力会会員各社の皆様の思いを言葉に、そして命を懸けて活躍しているラインマンの社会的地位向上と働き甲斐のある職場環境創りに誠心誠意取り組む所存です。当会の趣旨にご賛同頂ける皆様方のご理解とご支援を心よりお待ち申し上げます。そして、ご入会のご意思をお待ち申し上げる次第です。

一般社団法人送電線建設協力会
　会長　国本 芳則

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